各工程は生産管理システムで運用されており、作業者が実績データを入力することで、
タイムリーで正確な工程管理を行っています。
工程ごとに厳密な検査基準を設け、徹底した品質管理を行っています。
「次工程はお客様」の思想で、高品質をバトンタッチして最高品質の製品を造りこみます。
素材の入荷・検品を行います。
必要に応じて焼入れ・焼戻し、焼ならし、焼きなまし等の熱処理を行います。
ロールで押し潰して素材の先端を細く加工します。
入荷した素材の表面にはスケール(酸化被膜)が付着しています。光沢のある綺麗なみがき棒鋼に加工するために、当社ではより細かいスチールボールを投射し、スケールを除去しています。また、スケール除去と同時に素材の表面疵の検査を行っています。
口付工程で細く加工した部分を超硬合金のダイス(金型)に通し、口付部を掴んで引き抜くことで所定の形状・寸法に成形します。このダイスには高品質なみがき棒鋼を造りこむためのノウハウが詰め込まれています。
みがき棒鋼の表面は滑らかなため、リフティングマグネットを使用し、疵防止に努めています。
引抜後の製品をまっすぐにするため、矯正機に製品を通して真直なみがき棒鋼に仕上げます。その後、真直度・寸法精度及び表面の最終検査を行います。
お客様のご注文に対して、QRコードを用いた現品照合を行い、製品の取り違えを防止しています。また、このQRコードと連動したラベル発行システムにより、すべての製品に荷札を取り付け、1点ずつ識別管理をして納品します。
小口出荷に対応するため、最大680アイテムを収納できる自動倉庫を備えています。受注システムとデータ通信を行い、製品を正確かつスピーディーに出庫します。